宮城県の県民性は?

宮城県は、冬の寒さが長く厳しく続く地域です。また、津波や地震による大きな災害も経験してきました。そのためか、宮城県民の県民性として、忍耐強いという一面があります。嫌なことや逃げ出したくなる時があっても、すぐにあきらめたり投げ出したりしないで、じっと状況が好転することを待つことができる人が多いようです。実際に、苦しい時もじっと耐えてきた経験が様々な困難があっても県民同士で励ましあい、県民の絆を深めていったようです。忍耐強い県民性は、他県の人から見ると時として古風にうつることもあります。愚痴や文句をいわずに黙々とやるべきことをこなす若者も多く、仕事や学業の場で好感を持つ大人も多いようです。

また、一方で楽天的で大らかな面もあります。緑が多く漁業が盛んなど、自然の恩恵を受けてきた土地柄からか、人間の力ではどうにもならないことがあるということを感じている人が多いようです。なるようになる、自然に任せるしかないと何かが起こっても、笑顔を忘れずに慌てずどんと構える力強さがあります。他県からの移住者への懐の深さもあり、移住先としての人気もあるようです。災害を経験した時には、日本全国から大きな支援がありました。そのような経験から、他人への感謝の気持ちを大切にしている人も多いようです。県民同士の絆が深いという現状もありますが、決して排他的な雰囲気ではありません。豪快な笑顔ですべてを包み込む包容力の大きい人が多いことも特徴です。